私は自分のことをおじさんだと思って生きている

心を守る手段として、自分をおじさんだと思って生きてきたアラサー女です。要領の悪いばかでへたくそ過ぎる日々を送っています。投げ出し・逃げ癖がついた、何も成し遂げてこなかった人生です。皆さんを色々な感情の渦へとお連れします。

出会って、それからどうしたらいいんだ?【恋したおじさん】

こんにちは。

心を守る手段として、自分をおじさんだと思って生きてきたアラサー女です。

 

前回、出会って恋した話を書きました。

 

www.jinnseihetakuso.site

 出会えたのはいいものの、その次のステップってどうしたらいいのか分かりませんでした。

そんな、心の葛藤を綴りたいと思います。

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恋に落ちた、次は

青年に、好意を抱いた。

今までに感じたことがない、心のときめきだ。

これを人は、きっと恋と呼ぶのだろう。

少なくとも自分の中ではそう、命名できる感情だと思っている。

 

そう、自覚したのはいい。

でも次に、どうしたらいいのかが分からない。

全く分からないんだ。

 

そもそも、青年と自分には接点がない。

今日、出会ったばっかりなんだ。

さっき教えてもらった名字しか知らない。

下手したら今日のこの県人の会が終われば、もう二度と会えないかもしれないんだ。

 

二度と会えないだって!?

そ、そんなのは嫌だ。

せっかく出会えたのに、それはないだろうっ!

でも、じゃあどうしたらもう一回会えるのか。

 

連絡を取り合える必要がある。

 

連絡先を知る、必要があるんだ。

 

当たり前のことだ。

 

連絡先を聞く・・・

ちょ、ちょっと待ってくれ。

一旦、たんまだ。

 

トイレに立つ。

一人でちょっと冷静になる時間が必要だ。

 

連絡先を聞くということ

はあああっ。

大きなため息が出る。

青年の前で、なぜだか呼吸も意識しちまって、上手くできていなかった。

 

連絡先を聞くっていうのは、一体どういうことなのか一回考えてみよう。

 

連絡先を聞くってことは、用事があるってことだ。

連絡を取る必要性を感じているということだ。

自分と青年の間に「連絡を取る必要性がある」ということはどういうことか。

それは一方的に自分が、青年に用事があるからだ。

また会いたいからだ。

関係を途切らせたくないからだ。

それはなぜか。

好意を持っているからだ。

 

つまり、連絡先を聞くっていうのは・・・

実質、告白のようなものなのか!?

 

なんてことだ!!

 

そんなもの、やすやすとできるものじゃないぞ!!

この県人会もあと1時間かそこらで、終わる。

その間に告白する決意を固めなきゃいけないのか!?

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そんなのは、そんなのは・・・

 

無理だ・・・

 

少し、冷静になってきた。

 

現実を思い出す

便所の鏡に映る自分をちらっとみる。

あまりにも、貧相だ。

 

洗いざらしのシャツに、ヨレヨレのズボン。

暗い面。

生活、心に余裕がないのがにじみ出ている。

 

なんで、ブスなんだ・・・

せめて、容姿が優れていたりしたらまだ、自信が持てたはずだ。

少しでも可愛けりゃ、色々なマイナス面もカバーできたりするかもしれない。

 

連絡先くらい、聞けたかもしれない・・・

 

自分の容姿をこれだけ、呪ったことはない。

ブス、貧乏、職なし、鬱、おまけに借金付きだ。

いいところがなさすぎる。

こりゃ、無理だろ・・・

 

実際問題、無理なんだ。

 

恋しただの、舞い上がって、ばかみたいだ。

実際ばかだ。

 

そもそも、あの青年に恋人がいないとは限らない。

もしかしたら、もう結婚していたりするかもしれない。

 

ますます、この恋が実らないことを実感して心が暗くなる。

 

じわ~っ

 

な、何泣いてんだ、俺。

勝手に頭に花咲かせて、勝手に期待して、勝手に落ち込んで!!

勝手にやってろってんだ!

 

いいじゃないか・・・

 

一時でも、夢心地になれたんだ。

自分にも恋する気持ちがあるって分かっただけでも、大収穫だ。

そうだろ。

 

しみじみよかったと思う

席に戻った。

 

青年は他の周りの人達と談笑していた。

 

うっ・・・

笑顔も素敵だ。

青年を見ただけで、もう胸が締め付けられて苦しいくらいだ。

青年だけ、光って見える

頭がいかれたんじゃない。

心を完全に奪われちまっているんだ。

 

自然に、俺が他の人との会話にも入れるようにフォローしてくれる。

あんたは、魔術師かよ。

そうツッコみたくなるくらいだ。

 

人との会話が楽しい。

大勢で話すのってこんなに刺激的で興味深くて楽しいものだったのか。

世の中、飲み会、女子会なんていうのが絶えないのが分かる気がした。

こんな、人生経験を自分が出来るなんて思ってなかった。

今日は本当に、勇気を出して参加してよかった。

しみじみ、そう思う。

 

青年とは今日、これっきりかもしれないけど

得たものも多いんだ。

だから、いいんだ。

この気持ちのことは。

 

心の声

所詮、その程度なんだろう?

青年への気持ちは。

連絡先を聞けないんだろう?

死ぬほど、勇気を振り絞れないんだろう?

 

意地悪な心がそう問いかけてくる。

 

きっと帰ってからまた、ばかみたいに後悔しまくるんだろう。

一生、今日、勇気を出せなかったことに後悔するかもしれない。

 

告白して(連絡先を聞くだけだ)、失うものってなんだ?

 

最初からない、プライドや自信なのか?

 

失敗したら、ますます自信がなくなるのが怖いんだろう。

ほら、やっぱりだめだったって自信を失うのが目にもう、見えてるんだ。

 

やってみなければ、そうなるとは限らない。

分かってる。

 

でも、実際、今まで生きてきて、失敗続きだったんだ。

次が、都合よく成功するなんて思えるわけ、ないじゃないか・・・

 

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でも・・・

何もしないよりは、失敗した方がマシなのか?

失敗したことは残るかもしれないが、挑戦したっていう事実も残るんだ。

 

逃げ出し、投げ出しの人生から抜け出したいんじゃないのか。

所詮、口だけか。

いつも、そうやって逃げてきたんじゃないのかよっ!!

うじうじ野郎っ!

ちっとはしっかりしたとこ、みせてみろよっ!

 

連絡先を聞く!!

俺は、人生最大の挑戦をすることに決めたんだ。

人生初の告白(連絡先を聞くだけだ)をするっ!!

いい年齢なんだ。

現実から、逃げてばっかじゃだめなんだ。

 

県人の会、解散の時がきた。

焦る。

連絡先を、早く聞かないと。

なんてことないように、気軽に、聞くんだ。

早くしないと、青年が帰ってしまうぞ。

ほら、行け!

もう、行くしかないんだ!

がくがく、ぶるぶる、崩れそうな豆腐みたいだ。

 

「あのっ・・・」

青年「そうだ」

 

青年が、くるりとこちらを向いた。

ほぼ同時の発声だったが、青年の言葉を何一つ聞き逃さないよう、俺は口をつぐんだ。

 

青年「連絡先を、まだ聞いていませんでした」

 

あ・・・?

 

青年「今日すごく楽しかったから。また話、したいです」

 

お、俺に言ってるのか。

青年と、目が合っている。

 

俺に、言ってるんだよな!?

 

勇気を振り絞って出そうとした言葉が行き場所を失って、ぐるぐるしているのと

突然の出来事に、頭が上手く働かない。

 

「ああ、ええっと、そ、そうですね。れ、連絡先、連絡先」

もう壊れたロボットみたいだ。

 

どうにか、リュックサックから携帯を出す。

 

自分も今日すごく楽しかったこと、嬉しかったこと、お礼とか色々伝えるべき言葉があるのに、震える手で携帯を操作するのがいっぱい、いっぱいだった。

 

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「楽しかったから、また話をしたい」そんな、単純な理由でもいいんだ。

人と繋がるって、簡単でいいんだ。

何を、重々しく考えていたんだ俺は・・・

やっぱり、人と関ることで思考の偏りに気づけるんだよな。

心地よいショックを受けた気分だ。

 

青年と、連絡先を交換してその日は別れた。

 

その後、自分がどうやって帰ったか覚えていない。

頭はもう、パンク状態だったんだ。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

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