私は自分のことをおじさんだと思って生きている

心を守る手段として、自分をおじさんだと思って生きてきたアラサー女です。要領の悪いばかでへたくそ過ぎる日々を送っています。投げ出し・逃げ癖がついた、何も成し遂げてこなかった人生です。皆さんを色々な感情の渦へとお連れします。

必殺!土下座女【処世術】

こんにちは。

心を守る手段として、自分をおじさんだと思って生きてきたアラサー女です。

 

皆さんは、何か処世術を持っていたりするでしょうか。

私は、あんまり処世術とは言えない代物ですが一応持っています!

今回は、処世術について綴りたいと思います。

 

 

 

行きつけの場所

俺には、2ヵ月に1回の楽しみがある。

たまの贅沢だ。

それは、中国式のマッサージ屋に行くことだ!

60分、1980円。

マッサージ屋はここしか、行ったことがないから安いのか高いのかは分からない。

ポイントなのは中国式というところだ。

従業員さんが中国人なのだ。

基本的に、彼らは寡黙だ。

黙々とやってくれるから、変に緊張しないで済む。

そのスタイルが

俺みたいなコミュ障にはとても

ありがたいんだ。

 

そもそも、マッサージ屋に行く前は

マッサージなんて、とんでもないと思っていた。

物心ついたときから親にも触れられた記憶があまりない。

スキンシップっていうのか?

自分の体に人が触れる、という経験がなかったのだ。

マッサージは凝りをほぐしたりするから、触れるどころではない。

だから人にマッサージをしてもらうなんて、想像もつかなかったんだ。

 

ある日、体がしんどくてたまらない時があった。

夜勤と日勤のバイトでどうにか食いつないでいた時だ。

全身、痛くて明日からのバイトに響くって時に看板をみつけた。

 

『体、楽々!全身もみほぐし!地域No1.激安60分1980円』

 

か、体がらくらくになるのか。

バイトの予定が詰まってるんだ。

二千円で少しでも体が楽になるんだったら、行ってみたいな・・・

リュックから財布を取り出し、中身を確認する。

なんとか、二千円あるっ・・・!

足りる。

 

こうして、人生初のマッサージを体験したんだ。

それから2ヵ月に1回、少しでもお金に余裕があると

体のメンテナンスとしてマッサージに行くようになった。

肉体労働だから、ほぐしてもらえると慢性的に溜まっている疲れが取れていくようで、気持ちがいい。

施術後の体の軽さといったらもう、病みつきだ。

すっかり、ハマってしまったのだ。

 

変な癖の女

いつも、同じ所だ。

ネットで予約できるのが助かる。

予約の5分前だ。

そろそろ、行っても大丈夫だろう。

 

イラッシャイマセー

 

いつもの中国人の従業員さんが迎え入れてくれる。

「19時から予約している者です」

 

ハイ、ドウゾー

 

顔は覚えられていない。

2ヵ月に1回しか行けないからな。

「よ、よろしくお願いします」

俺は、頭が地面に着きそうなくらい深々と頭を下げる癖がある。(勢いの話だ)

 

ここで、従業員さんが"あっ"という顔をする。

顔は覚えていないが、この変な癖は覚えているようだ。

少し心の距離が近くなったのを感じる。(気のせいである)

 

いつもの、足腰、集中して、やりますネ

 

いつもどこが一番辛いか聞かれるから、足腰と答えている。

それを覚えてくれているみたいだ。

 

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口下手は、行動で示す

昔、小学校とか中学生だった頃

「能面みたいで怖い、冷たそう」と言われたことがあった。

俺はどうやら表情があまり、上手く作れないらしい。

上手く笑えていないみたいなんだ。

すごくショックだった。

それに口下手だから、余計だろう。

声もよく、出ないんだ。

だから、動きでカバーするようになった。

お礼や謝罪の意を示したいときは、もう土下座する勢いで頭を下げる。

これが長年の癖になった。

 

コンビニやスーパーのレジなんかの時もそうだ。

店員さんに会計をお願いする時と、会計が済んだ時のお礼で

緊張して声があまり出ないから、せめてお辞儀は深々する。

たまに、ぎょっとされる。

やっぱり、おかしいんだろうか。

 

これが、俺のたった一つの処世術なんだ。

上手く話せなくても、言葉が通じなくても『礼』というものは伝わる気がするんだ。

だから、せめて体は最大限使って態度で示すようにしている。

 

下げなきゃいけない頭がある

働いていると理不尽に怒られることがある。

理不尽に、頭を下げないといけないこともある。

 

俺は、俺のちっぽけな頭くらいなら、いくらでも下げる。

小さなプライドは、とうの昔に捨てた。

 

日雇い派遣の現場で

「君!これ、君がやったの?こんな雑なの困るよ!!」

と怒鳴り飛ばされたことがあった。

 

雑な仕上がりの仕事をみて、社員が怒っている。

違う!お、俺じゃねえ・・・っ!!

この仕事をしたのは誰か。

犯人は分かっている。

たまに一緒の現場になるおじさんだ。

いつも仕事が雑なんだ。

必要最低限のギリギリの労力でやっているから、ボロが出まくりなんだ。

少し、横着気味のおじさんなんだ。

しかし、そんなの社員からしたら関係ない。

誰がやったとか、自分はちゃんとやってるとかっていうのは。

価値があるのは、「ちゃんと仕上がっている仕事」なんだ。

言い訳したところで、何になるわけでもない。

弁明したい気持ちを、ぐっと堪え

「すみませんでしたっ!!すぐやり直します!!」

謝るだけだ。

ひたすらに、頭を下げるだけだ。

そうすると、嵐は去るんだ。

つむじ丸見えの頭相手に、それ以上怒る気はしないのか

「ちゃんと、やってもらわないと困るよ」

その一言で、去っていく。

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たぶん、その社員は知っているんだろう。

犯人は雑なおじさんであるということを。

そのおじさんに注意したって不貞腐れるか、逆切れされるかの2択だっていうことが目に見えている。

でも、注意せずにはいられないんだろう。

だから、まあ俺は身代わりみたいなもんだ。

 

俺の、技なんだ

その雑なおじさんと俺はきっと似たような境遇なんだ。

日雇い派遣者同士。

運命共同体なんだ。

おじさんが、下げられない頭があるんだったら

代わりに俺の頭を下げてやるさ。

俺だって日頃、何かやらかして人に迷惑をかけていることだってあるだろう。

だから、下げれる頭がある時は下げるに尽きるんだ。

それが、生きてきて学んだことだ。

 

頭を下げることに対して、卑屈になんかなったりしない。

ただの、俺の技だと思っているからだ。

 

ねちねち生きたくない。

せめて、潔く生きたいんだ。

 

最近は、むしろ頭を下げることに快感を覚えてきている。(もちろん、冗談だ)

 

お読みいただき、ありがとうございました。 

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